移動販売車・キッチンカーを避難所へ

北海道胆振東部地震の被災者支援を始めた当初、私は避難所へ生野菜のサラダ時には刺身や焼魚を差し入れしていました。

保健所の指導により避難所には生ものを提供出来ませんが、地元の強みで(個人の飲食店です)避難所が閉鎖されるまで差し入れを続けました。

私が移動販売車、キッチンカーを広めようとしている(2018/12~)理由に、避難所での食生活があります。

 

ただでさえ大変な思いをされている避難者は、食事が唯一の楽しみです。

しかし、支給される食事でお腹が満たされるのは数日。

屋外での調理や大量に食事を用意する場合、メニューは限られます。

 

毎日毎食が茶色の食事にインスタントやコンビニ弁当では、気持ちも体調も下がる一方です。

突然日常を奪われての避難所生活。

体調を崩して入院したわけでも罪を犯した訳でもありません。

避難者は「食べさせて貰えるだけ有難い」と言いますが、刺身もサラダも、ラーメンだって当たり前に食べたいと思います。

営業中のキッチンカーは全国に沢山あります。

キッチンカーの所有者の協力があれば、 災害被災地でも色々な食事やデザートを被災者に提供できます。

しかし、無償・ボランティアとなると難しく、個人でも一回なら動けますが、それにも限界があります。被災者に必要なのは継続的な支援活動です。 


キッチンカーだからできること

災害被災地で活動している各種団体には、何かしらの支援があります。

 災害時にキッチンカーを個人・団体で協力しながら使用出来る体制があれば、被災者の食生活を豊かに出来るのです。

義援金や寄付金、過剰な支援物資のお金が食生活改善の為に使えれば良いと私は何度も思いました。

大量の支援物資、ペットボトルの水が野菜に変わればと。

支援のお金をキッチンカーの経費に使うことが出来たら、毎食は無理でも、 日々代わる代わる違う食事、違うおかず、違うデザートを提供できます。

地元・周辺の飲食店等の協力があれば、もっと沢山の支援が可能です。

炊き出しを少人数の避難所へ持って行き、

温かい食事も提供出来ます。

下を向きながらお腹を満たす食事より、 前を向きながら食べることで、楽しい食事につながり一瞬でも笑顔が増えます。

被災者自らが立ち上がってこそ、「復興」に繋がります。

町がなんとなく綺麗になるのが「復興」ではありません!

また、車に積める必要な物資を運ぶ事も出来ます。

※大量の物資は行き渡らず、仕分け作業だけで大変です。


現地の情報収集

現地の詳細な情報収集も可能です。 (確認する内容さえ理解していれば、経営者であればどんな人でも話出来るはず) 共有する事により、必要な物を必要な方にスムーズに届けられます。

情報がメディアでしか伝わらず、本当の被災者の声は届きません。 勿論、企業の大きな支援や現地で炊き出しを行う団体あっての話です。 精神的にも大変な状況での大切な食事。本当に必要な物資。報道されない「ソフト面」私は重要だと考えてます。 避難所の食事の話だけですが、様々な横の繋がりで、より良い被災者支援が可能になります。

100V電源車・キャンピングカーを避難所へ

 

現地の詳細な情報、つなぎ役が必要です。

そこに住む方の協力が必要です。

直接行政や避難所に問い合わせても、スムーズには行えません。

「その時」が来た時には、近助が重要です。

 

支援者や支援団体は沢山いますが、

必要なのは横の繋がりと情報共有です。

 

誰がではなく、何をするかが重要です!!!!!

 

 


被害の少ない地区や、近郊の市町村から自家用車で電源が取れるプリウス等の車両協力もあります。

必要とされるのは数日なので、安全な道路・避難場所の詳細な情報提供により協力が可能となります。

貸出可能なキャンピングカーもペット連れや、障害のある方などには必要となります。

テントやタープなどの近隣からの支援も必要。あくまでも発災時の出来るだけ早い近郊からの助け合いで、

体制が整うまでの数日。ガソリン代の支給や清掃料の謝礼で対処すれば協力者は必ず居ます。

 

 

どれだけ綺麗ごと言ってもお金が掛かる話です。

善意も限界があります。

発災後出来るだけ早く、支援金の呼び掛けが必要です。

SNS・報道関係の力を借りて、広く協力をお願いしましょう。

助成金やクラウドファンディングは時間が掛かります。

 

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